vol. 004 はちっ子





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はちっ子

インタビュー:2007年11月20日

はじめに


はちっ子平成17年版国民生活白書(子育て世代の意識と生活)より平成17年版の国民生活白書(子育て世代の意識と生活)によれば、
実に50%以上の母親が「子育て中は自分の自由な時間が持てない」
ことに負担に感じている。

他にも「子育てによる身体の疲れが大きい」
「目が離せないので気が休まらない」
「仕事や家事が十分にできない」
「子供を一時的に預けたいときに預け先が無い」等、
子育て中の悩みは多い。

そんな「育児の困った」をサポートしてくれる市民団体がある。
それが保育サポーター「はちっ子」だ。

今回、代表の小金沢尚代さん、副代表の古賀ひろしさん、
保育士でサポーターの加藤 誉子さんに
保育サポーターの最前線についてお話しを伺った。

インタビュー・文=後藤 広明(社会貢献プランナー)

保育サポーター はちっ子とは?


はちっ子急な通院や買い物、美容院等「数時間だけ子供を預けたい・・・」という場面は意外と多い。
しかし、既存のサービスは事前登録や入会手続きが必要なところが多く、
本当に必要なときに、タイムリーに利用できる施設は意外と少ない。

そんな母親の視点で、「子育て中のちょっと困った」をサポートすべく設立されたのが
八王子市を拠点に活躍している市民団体「はちっ子」だ。

保育士または保育サポーターが、生後3ヶ月から未就学児を対象に、
施設(はちっ子る〜む)での一時託児や、サポーター宅での個人託児を請け負っている。

自分たちの「あったらいいのに!」をカタチにしたと言うだけあり、
入会金不要、リーズナブルな価格設定(一時保育は1時間900円から)等、
正に「ユーザー視点にこだわった子育て支援団体」と言えよう。


はちっ子設立の経緯 〜転機×挑戦〜


はちっ子「はちっ子」の前身は2004年12月に始まったママサークルのようなものでした。

その後、ある市民セミナーの参加をきっかけに
子育て中の悩みや、既存の保育支援サービスの話で意気投合。

「既存に良いサービスが無いのであれば、自分達でやってみよう!」
そんな想いで2006年2月に「保育サポーターはちっ子」が誕生しました。

しかし、場所も無ければお金も無い。
本当にゼロからのスタートでした。

そこで、まずは個人託児を行うべく、
色んな方々の協力を頂きながら、メンバー集めや行政まわりを実施しました。

最初の1年はネットワーク創りが中心でしたね。

その後、2006年8月に八王子市と連携して「保育サポーター養成講座」を主催。
保育サポーターを養成し、現在では20数名の方がはちっ子に登録頂いています。

そして、2007年4月にフリースペースを週2回(火曜、木曜)だけ借りて、
「はちっ子る〜む」を開設。
手作りで部屋を改装し、ようやく一時託児ができる環境が提供できるようになりました。

「はちっ子る〜む」の運営も半年が過ぎ、やっと最近、少し落ち着いてきたところです。


はちっ子が実現したいこと 〜必要×サポート〜


はちっ子「はちっ子」が目指すのは「本当に必要なときに使えるサポート」です。

例えば、「はちっ子る〜む」の開所日であれば、
その日にいきなり来ても子供を預けることが可能です。

また、開所日以外でも事前にご相談頂ければ対応できる場合もあります。

先日は母親の就職面接で、子供を預かって欲しいとの依頼がありました。
その方は、何度かのチャレンジの末、大手の企業への採用が決まりました。
その時は、嬉しかったですね!

それから「はちっ子る〜む」は子育て交流スペース(無料)としても
開放していますので、子育ての相談や、気軽な親子での遊び場としても
ご利用いただけます。

時々親子で遊びにきていれば、子どもも場所に慣れるので、親も預けやすいですよね。

「はちっ子」では、万一のときに備え、保育サポーター保険(100円/日)
に加入してもらっています。


はちっ子の活動 〜子供好き×スタッフ〜


はちっ子一時託児以外にも個人託児で70件程度、団体託児で10件程度の実績があります。

「はちっ子」の誇りは、これまでにクレームが1つも無いことです。

おそらく単なる仕事としてではなく「本当に子供が好きな人」がスタッフとして
手伝ってくれていることが大きいのだと思います。


企業とのコラボレーション 〜企業×託児〜


これまでに、コンサートや公演での団体託児の実績があります。
これらは企業のイベントに対しても請け負うことが可能です。

例えば、子供参加型のイベントや、社内イベント、
いつも預けている保育所が閉所の日などに
託児スペースを併設することができます。

他には、保育施設、学校の開始前後の預かりや送迎も行っていますので、
社員の方の福利厚生の一環としてもご活用頂けると思います。


今後の抱負 〜課題×継続〜


はちっ子現在、「はちっ子る〜む」は、週2回(火、木)の限定開催ですが、
将来的には毎日「はちっ子る〜む」を開催したいですね。

その為には、場所を確保したいですし、
活動を手伝ってくれる人達にも、しっかりと報酬を払いたい。
そして自分達も「はちっ子」の活動で生活ができれば嬉しいですね。

また、いずれは病児保育なども手がけてゆきたいと思っています。

課題も沢山ありますが、これからも「皆が幸せになる活動」を続けてゆきたいと思います!


問い合わせ先

団体名
代表者
小金沢 尚代

編集後記 〜webmasterのつぶやき〜


はちっ子は、3歳児の母親である小金沢 尚代さん(代表)と、小学校三年生の父親で看護師である古賀ひろしさん(副代表)が中心となって活動している市民団体である。
財政的な課題に頭を悩ませつつも「皆が幸せになる活動をやっていきたい!」との前向きなコメントは印象的であった。
このような「社会に役立つ活動が持続する仕組み作り」が必要であると改めて感じた。
小金沢さん、古賀さん、これかも応援してます!

編集後記

saveproject代表
後藤広明