2008年02月24日
はじめに
「世界が平和であって欲しい・・・」誰しもが願うことだと思う。
その一方で「自分達には何も出来ない・・・」
そう思っている人が殆どではないであろうか?
今回紹介する夢道s(ユメミチス)の石田氏は、
独自の手法で「世界平和」への取り組みを行っている株式会社の代表。
今回、彼の夢道sに込めた「想い」をお聞きした。
インタビュー:saveproject 代表 後藤 広明(社会貢献プランナー)
夢道s(ユメミチス)とは
夢道sとは外国人を対象にした人材紹介事業を営む企業だ。
代表は石田 光氏。
米国大学留学を経て2006年6月9日に設立。
外国人を対象にする背景には、
石田氏の「世界平和」への深い想いが込められている。
ヒッチハイク ~八王子×Out of the BOX~
物心つくまえからサッカー一筋でした。
サッカー選手になるために人生を捧げてきました。
しかし、高校2年のときに、とても大きな怪我をしまして・・・
それをきっかけに、自分の人生について深く考えるようになりました。
もともと旅行好きで、高1のときに友人と石垣島に行き、
現地の子を好きになりました。
「彼女に会いたい。また石垣島に行こう!」
しかし、お金が無い・・・そこで
「八王子からヒッチハイクをしていこう!」
ということに。ちょうど夏休みシーズンだったので、帰省の車も多く、
30~40台位の車を乗り継ぎながら、2日半かけて鹿児島まで到着しました。
そこからフェリーで石垣島に行ったのですが、
その旅で、本当に色んなことを感じました。
「日本って狭いなぁ・・・」
「人って温かいんだなぁ・・・」
「こんな狭い日本にも色んな文化があるんだぁ・・・」
その時にふと思ったんですよね。
「もっと色んな国の人と逢いたい・・・」
それがきっかけで、高校卒業後にアメリカに行くことを決意しました。
なぜアメリカかというと「人種のるつぼ」って言われてましたので。
現地の子に恋をしていなければ、ヒッチハイクの旅はなく、
怪我をしていなければ、人生について深く考えることはなかったです。
留学 ~日本×Out of the BOX
しかし、問題が・・・
アメリカに行くからには英語が話せないと・・・
と、言うことで、TOEFLの模擬試験を受けたら「測定不能」という結果に。
そこから英語の猛勉強が始まりました。
どこに行くにも単語帳を身に付け、勉強していました。
そんな生活を続け1年半、何とか大学へ入学するための点数に達しました。
しかし、大学の授業についてゆくには、まだ足りないレベル・・・
その時、悩みました。
「もう一年、日本で勉強した方がいいいのかな・・・」
「でも、これって逃げ???」
悩んだ末に出した答えが「明日、出発しよう!」
寝ている両親を起こし、次の日にアメリカに旅立ちました。
アメリカに着いたものの、友達もいなければ英語も不安。
とりあえずタクシーの運転手の方に
一番安いモーテルまで連れて行ってもらいました。
そこを拠点に、目星をつけていた大学を回りました。
初日はどのバスに乗ったらよいのかも分からないので、
3時間歩いて大学まで行ったりしました。
必要な手続き、足りない書類を準備すべく、一度帰国し、
2000年の6月9日に改めて、出発しました。
恩師との出会い ~Think×Out of the BOX~
大学では、ビジネスと心理学を専攻していました。
その内、自分は心理学に深い興味があることが分かり、心理学に注力。
しかし、心理学を学んでゆくうちに、心理の背景、人間の背後にある、
人それぞれの文化や環境に興味を持つようになりました。
そして、文化人類学にたどり着きました。
アメリカの大学の良いところは、期の途中でも自分の適性にあわせて
専攻を変えることが出来ることです。
しかし、自分が文化人類学にたどり着いたときには、かなり学期も進んでおり、
大学のルール上、専攻の変更が出来ない時期になっていました。
心は文化人類学でしたが、このまま心理学を専攻するしかない状況でした。
しかし、ちょうどその時、尊敬する恩師である文化人類学の教授から呼ばれ
「あなたは文化人類学が合っているので、専攻を変えてみたらどうか?」と言われました。
その時、自分も変更したいと考えていましたが、
「大学のルール上NGだ」と回答したところ、溜め息を1つついた教授は・・・
Think out of the BOX!
彼女の口癖です。
直訳すると「箱から出て考えなさい」
つまり「常識や既成概念にとらわれることなく考えなさい」という教えでした。
結局、教授のおかげで、文化人類学に専攻を移し、
無事に卒業することができました。
大学院に行くことを勧められていましたし、自分自身も大学院へ行こうと
思っていた時期もありました。
しかし、将来を想像したとき、自分がやりたいこと、自分が活きる道は、
それではないと思ったのです。
夢道s設立への想い ~夢道×S~
夢道sが実現したいことの1つは、Pay it forward(恩送り)です。
アメリカでは本当に多くの人に助けられました。
他国からきた自分に対して、本当に良くしてくれるのです。
ある日、お世話になった人に恩返しがしたいと思い
打ち明けてみると、その人に言われました。
「光はアメリカに来て、本当にいい思いをしたよね。
アメリカにはPay it forwardという言葉があるの。
私達に恩は返さなくてもいいから、アメリカでされて嬉しかったことを
日本に帰って、光と同じような境遇の外国人にしてあげて・・・」
夢道sは、その想いを実現する企業であり、
その1つの手段が、外国人を対象にした人材紹介事業なのです。
現在「No Border's Associates ~国境無き仲間たち~」
というNPOも運営しています。
その他にも、進路の相談や、医療について、住居についてなど
様々な問題の解決にあたっています。
日本へ訪れた方々の夢が1つでも多く実現できるよう
彼らの夢道たちを応援する、そんな企業で在り続けたい。
そんな想いを込めて、会社の名前は、
夢道+s(複数形)で「夢道s」にしました。
夢道sの使命 ~Pay it foward×世界平和~
そして、夢道sで成し遂げたいことがもう一つあります。
それは、「世界平和」です。
実は大学時代に「イラク戦争」で友人を亡くしています。
本当に辛い出来事でした・・・
この時に思ったのです。
「人類が、ひと時でも戦争が無い時間を共有できれば、
その素晴らしさに気づき、きっと戦争は無くなる・・・」
自分が生きている間に、それを実現すること。
これが、僕が生涯をかけて、命を懸けて実現したいことです。
もし、大統領の娘の友人が、対立する国の国籍で、
日頃から娘に親切にしてもらっていたらどうでしょう?
もし、大統領の娘が、対立する国に留学や就職していたら
大統領は、きっと「戦争」という選択をしなかったかもしれない。
夢道sやその他の活動を通して、恩送りをする。
Pay it fowardを通して、世界平和を実現する。
これが僕の夢道です。
夢道sの歩み ~おみくじ×使命~
帰国後、すぐに会社を始めたいと思ったのですが、
資金がありませんでした。
そこで、1年半アルバイトを続け、事業資金を貯めました。
そして、2006年6月9日に、事業を開始しました。
とにかく手当たり次第に企業に電話をかけました。
当時、9000件は電話をしたと思います。
しかし、世の中そんなに甘くないんですよね・・・
殆どは話を聞いてもらえない。
何とか会社訪問の許可を貰っても、それで終わってしまう。
本当にへこみました・・・
実は会社を始めて3ヶ月頃、一度逃げ出したことがあるんです。
その時、なぜかある温泉に向かいました。
そこで、たまたま「おみくじ」を引いたのですが、
涙がぼろぼろ出てきました・・・
そこにはこう書いてあったのです。
「勝手を言うのが能じゃない・・・
お前は平和な世界を作り上げるために生まれてきたのである。
この信念をもって一生働き続けよ・・・」
この「おみくじ」のおかげで、改めて自分の使命を認識できました。
今後の抱負 ~ACT×Out of the BOX~
始めは日本人がやりたがらないような仕事の依頼が多かったのです。
しかし、その内、外国人の「質の良さ」「やる気」を評価する企業も増え、
企業の方にも喜んでもらえるようになってきました。
また、自分と関わりをもった外国人にも喜んでもらえ、
更に、自分自身も彼らから色んなものを貰っていることに気づきました。
私自身も事業を通して、日々たくさんのことを学ばせていただいています。
これまでの活動で、やりがいと手応えを充分に感じています。
しかし、満足はしていません。
登山に例えるなら、ようやく2合目に入ったくらいだと思っています。
次は、企業と人財の双方の満足をもっと高めるために、
ユニークなマッチングのイベントを開催し、
そして、来年には新たに紹介予定派遣を開始いたします。
これにより、企業側と外国人のマッチングの精度を
更に上げることができるからです。
現在登っている山の頂きに辿り着いたら、
新たな山、もっと高い山へ挑戦していきます。
他にも取り組みたいことが沢山ありますので、
これからも感謝を忘れずに、挑戦し続けます。
行動を通して、世の中にイノベーションを起こし続ける。
そして、たくさんの夢道たちを創り続けます!
お問い合わせ
団体名 |
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|---|---|
代表者 |
石田 光
|
所在地 |
東京都八王子市台町4-21-10(本社)
東京都八王子市台町4-46-10 ウィルビラワン201号(営業所)
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電話 |
042-689-4569
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編集後記 〜webmasterのつぶやき〜
初めて夢道sのホームページを見たときに「特別な何かがある・・・」と感じた。
外国人を対象にした人材紹介ビジネス、石田氏のアメリカ大学卒の経歴、
そして、独自の社名、独自の日本地図(世界な日本)
その独自の感性は、何を信じ、どこに向かおうとしているのか。
今回のインタビューを通じて、その想いに触れることができた。
石田さん、あなたならできる!これからも応援しています!!!

saveproject代表
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